孵化しないたまご

DCM/BPD/滑膜肉腫経験者/CRT-D挿入済/虐待から逃げて家出/喫煙者/遊び人

君に会いたくて明日を待ってる

題名はJAM/THE YELLOW MONKEYの最後の歌詞

 

今日は「日本でいちばん長い一日(平成版)」と

「激動の昭和史 軍閥編」を見ました。

 

実はのあちゃん世界恐慌〜バブルまでの近代史が好物

中学の期末テストもそこだけやったくらいには(笑)

面白いっていう表現があってるのかわからないけど

 

私としては太平洋戦争時の軍部と日本赤軍とオウムは

同じ目線で見ているところがある。

 

多分本当に正義として疑わなくて

誰も勇気無くおかしいと止められなくて

上層部がイカれちゃった悲しい組織。

 

でも軍部と後者2つの決定的な違いは

国を担っているかどうか。

 

今日見た映画は結局端的に言ってしまえば

日本陸軍の暴走を描いたものだったんだけど。

 

頭悪いけど太平洋戦争をまとめてみると

(第一次世界大戦はしらん)

 

まずニ・二六事件があった。

天皇の地位を高める(もっと神格化する?)為に

陸軍が「昭和維新」なるものを天皇に提案

天皇断る→「政治腐敗だ!」→政治家大量殺害

 

このときの反乱軍は捕まって処刑されてるんだけど

陸軍にはその骨を拾うやつ結構たくさん。

おまけに「陸軍に逆らったら陸軍は政治家に殺しにかかる」印象を政治家に植え付け。

 

東條英機、陸軍次長から陸軍大臣

 

その頃の海軍「石油足りなくね?南行こうぜ。」

 

東條英機が首相に就任。

ますます陸軍に有利になるが最初は

「米とはルーベルトさんと話し合いで行きたい」

組閣前と考えが違ってたのは天皇が戦争回避したかった

しかし石油が足りない云々で戦争を遅らせると負ける確率が高くなるので陸軍海軍大臣が期日を要求。

 

期日通りに米、話し合いに応じず

リメンバーパールハーバー

実は行き違いで12月8日に交渉対応する手紙が来てたがときすでに遅し。

 

真珠湾攻撃成功しちゃったから東條英機調子乗る

陸軍の力増大、海軍もそれに応じて戦闘へ。

 

最初は好調な滑り出しだったがその内負け戦連発

大本営発表」で国民を騙す(この表現で合ってる?)

 

しかしそれもキツくなってきて

最初は東條を推してた木戸も東條反対派へ。

天皇にも暗にやめろと言われてやめる。

でも重臣の陰謀だと思ってた模様。

 

小磯内閣誕生(実はここよく知らない)

 

鈴木内閣誕生

ポツダム宣言受入れ

 

玉音放送の直前まで宮城事件発生

関東陸軍暴走、玉音放送のテープを強奪しようと目論む

結局失敗に終わり阿南さんや畑中くんが自殺

 

今日の映画で得たことです(一部フィクションあるかも)

実際は社会の教科書レベルだから私が忘れてるだけw

 

戦争映画見てて辛いのは死んだら誰か悲しむ人が

死んでいくことなんだよなあ。

 

今日のつらかったシーンはね、

 

「日本でいちばん長い一日」

阿南さん自害するんだけど家じゃなくて宮城にいるから

帰ってこないって悟った奥さんが歩いて宮城探すの

でも到着したのはもう亡くなったあとでさ。

割腹する前後の役所広司の演技が最高なのよ。

言葉にならないくらい。号泣した。

フィクションだろうけどちょっと前まで元気だった

人の死に直面するっていうのはつらいよね。

 

「激動の昭和史 軍閥編」

これは実際の遺体映像とかバンバン出てくるから注意

 

防空壕のシーンが辛かった。

多分沖縄戦なんだと思うけど一般人と軍人が隠れてる防空壕

米軍が日本語で呼びかけてくるのよね。

「美味しいご飯あります。無駄に死なないでください。」

その中の少女がその声に誘われて外に出ようとするんだけど軍人に「貴様それでも日本人か!」って叱咤されて発狂しちゃうんだよね。

 

自分が少女の立場だったら無視して行くかなって一瞬思ったけど生まれてから鬼畜米兵って言われて日本の軍人さんはお国のために頑張ってるって言われて育ったらそうできる自信はなくなるよね。

 

②もう一つ防空壕から

小さい赤ちゃんが泣きやまなくて誰かが「その子供を殺せ!」って言うんだよ。他の軍人さんが即座に「子供を殺せって言ったやつはどいつだ!それでも人間か!」って反論するんだけど母親は子を手にかけちゃうんだよ。

かんたんに命が消えた抜け殻を見て母親は発狂して海に飛び込んで死んじゃうの。

 

③神風特攻隊に選ばれた人がさ敵を見つけられなくて帰ってきちゃうことがあるの。でも夜が明けたらまた死にに出なきゃいけない。だから夜はどんちゃん騒ぎをするんだけどそこに毎日新聞の記者が見に来てて特攻隊の一人が記者に言うの(一語一句覚えられないから要約ね)

「お前はどんな立派な記事を書いた!?負けるなら戦をしないほうがいい!?勝てる戦争ならやってもいいのか!?勝ててるうちは陸軍万歳、東條万歳、負ければ全部東條のせい。日本をこんな好戦的にしたのは新聞のせいでもあるだろ!お前らのせいでこんな日本になっちまった!日本なんて負けちまえ!こんな国なら!俺はこの国が負けるために特攻する!」

 

この言葉もフィクションかもしれないけど心に刺さった。

幸せに慎ましく生活していた日本人を好戦的にしたのは政府だけじゃないんだよね。

 

そして勝てる戦争でも血が流れるならやらないに超したことないよね。

 

書きたいこといっぱいあるはずなのに言葉にならないな。

それくらい心を一杯にしていった二本。

 

それでも私は戦争を繰り返す行動は取らないでいてほしいし。

人は武器を持ったら大きく見えるってこと知ってほしい。

 

続きは今度!